今年の管内のアスパラガスは、梅雨が長く続いた天候により、茎枯病、斑点病、褐斑病がまん延したほ場がありました。

アスパラガス病害の耕種的防除としては、
(1)刈り取った茎葉を、ほ場外へ持ち出す
(2)ほ場に残った擬葉と残茎をバーナーで焼却する
(3)残茎を(可能な限り)抜き取り、ほ場外へ持ち出す
以上の3点が重要です。

そこで、JA会津よつばみどり地区本部のアスパラ部会では、会津坂下町の佐瀬農園さんのほ場をお借りし、バーナーメーカーの新富士バーナー㈱さんを講師として、今日のバーナー実演講習会を開催しました。

バーナーは大きく分けて、灯油式とプロパンガスボンベ式の2つに分かれます。

灯油式バーナー↓
灯油バーナー

プロパンガスバーナー(5連タイプ)↓
5連バーナー


灯油式は、比較的安価というメリットがありますが、使用前には予熱が必要となります。
ガス式は、ランニングコストが高くなりますが、予熱時間は必要ありません。
また、5連タイプでは広範囲に焼却できるので、時間短縮につながります。
(ただし、5連タイプは720mmと幅広のため、使用前には自分のアスパラガスほ場の畝幅に合うかどうかの確認が必要です!)


秋期の残茎焼却は、水分が多いので焼けるかな?と心配していましたが、茎枯病により早期に枯れた株は炭化するまで焼けていました。
健全な茎と病気の茎
 (左)焼けていない健全な茎、(右)炭化している罹病茎



病害防除をしっかりと行って、次年度はアスパラガスの生育を復活させたいですね!
指導会風景